14歳の誕生日記事をアップする間も無く、ポルンが死んでしまいました。

ポルンが死んでしまいました。

14歳になって、誕生日に豊洲のららぽーとに行った記事など書く間もなく、14歳1ヶ月4日で亡くなりました。

↓14歳の誕生日映像。
https://youtu.be/YAJNAFuFDHY

去年のワクチン接種の時に、高齢なので年に一度の血液検査などしておいた方がいいとかかりつけ医に言われていて、ノロノロしているとまたワクチンの時期になってしまうので、そろそろ病院行くかと計画していました。近頃、咳が多くなり咳の質も変わって苦しそうにしている様子もあったので。

その週の土曜に病院に行こうと思い、血液検査の予約は必要かなど病院に電話で問い合わせたりしていました。
水曜、また咳の質が悪くなったと感じ、食欲も落ちていてドッグフードにかけていたオヤツや鶏卵白身をすこし食べるくらいになっていて、通常の呼吸も少しおかしくなってきていたので土曜は早めに病院に行った方がいいかと思いはじめました。

金曜、通常の呼吸が悪いまま続いていて、夜寝かせてから夜中に鳴いて起こされおしっこさせにトイレまで連れて行き、また寝かせようとすると頭をあげて四方を見る仕草をしている。白内障が進んであまり見えていないので、あらぬ方向を見ている事は多くなっていたので、あまり気にせず寝かしつけました。
息が荒いままなので、深夜でもやってる救急病院に連れて行く事も考えましたが、4時も過ぎようとしている時間だったし、かかりつけ医に朝イチで見せる様とりあえず寝ました。

6時頃目をさますと、ポルンはあまり寝られなかったのか荒い息で頭を上げてあっちを見たりこっちを見たりと、状況は悪く嫌な予感はしていました。
急ぎ身支度してかかりつけ医がはじまる10分前くらいに着くと、大雨なのにすでに数組の人たちが待っていて、待合室で30分くらい待つことになりました。

その間、ポルンの呼吸は荒いままでたまにバッグから出ようともがいたりするので、ポルンの頭を撫でながら早く順番が来ないかと焦っていると、急にポルンがバッグの中に頭を引っ込めて伏せの姿勢で寝始めました。
ドキッとして心配になり腹部を触ると、心臓は動いていたので夜中に寝れなかったので呼吸が楽になったら急に寝はじめたと思ったのです。

そのあとすぐにポルンの順番になり、診察室にバッグごと連れて行き、最近咳が多くなって呼吸も荒いんですと説明しながらポルンを出すと、診察台の上にピンクの水がポタポタ垂れるのが目に入りました。それがポルンの口や鼻から出ている事がわかった瞬間、獣医さんがポルンの体をさっとチェックして、「呼吸をしていない、意識がないので緊急に処置します」と奥の部屋へ連れてゆき、僕たち夫婦は事の重大さを理解し不安感が最大になり泣きながら待合室に出ました。

元々待っている人たちが多い上に、後からどんどん患者が来ていて待合室はかなり混雑していました。それでも待つ様に言われているので立ったまま泣きながら待っていると、外のベンチが空いているのでと妻に言われて僕一人外のベンチで待つことに。
僕は去年の末から心臓病と診察されていて、薬で療養中で医者から無理はしないよう言われていたので、妻が気を使い外のベンチに座らせてくれました。外のベンチも両側に待っている患者が居る所の一人分の隙間に座りながら、ひたすら祈っていました。

ほどなく呼ばれて一番奥のICUに連れていかれると、酸素マスクをしたポルンが診察台の上で荒い息をして横たわっていました。蘇生させる薬を打ち、呼吸と心臓は安定してきたそうです。心臓か肺に水がたまり、呼吸ができなくなって酸欠になり意識を失ったのだろうと言われました。その水を抜けば呼吸が楽になるだろうからこのまま入院するよう言われ、書類にサインして病室を出ました。出る時にポルンの顔を撫でながら名前を呼んだ時ビクッと反応していたし、酸素マスクしながらも呼吸していたので大丈夫だと確信して病院を出たのです。

次の日の日曜。お見舞いに行けると聞いていたので、休日はいつも混んでいる病院だから朝イチは混むだろうと午後から行く様支度をしていました。
そろそろ出ようかという時に病院から電話があり、たった今息を引き取ったと。
え?酸素マスクしながらもあんなに息してたじゃん?!先生も大丈夫だと言っていたので心配ではありながら最悪の事は考えていませんでした。
では今から引き取りに行きますと事務的に返事をして、妻に息を引き取った事を報告。当然のように半狂乱になりなんでどうしてを繰り返す。
そんな妻を見て、普段冷静な僕も泣き崩れてしまいました。

思考力が無くなるほど泣いて、でもポルンを迎えにいかないとかわいそうだと妻を説得し、車で病院へ。運転しながらも悲しみの波と戦いながら病院前まで着くと、駐車場に行く道が工事で封鎖されていました。

その前に車を止めてどうするか考えていると、工事の人が来てくれて、病院にいくならどうぞと車止めをはずしてくれ、駐車場に車を止めて病院の窓口へ。

ちょっとの間待合室で待たされました。その時はもう人目をはばからず涙が出続け、こんなに人前で泣けるんだと意識の裏で関心していました。

ICUへ通されると、白いタオルをかけられてポルンが最後に見た姿勢と同じ形で体を横にして脚を伸ばしたまま横たわっていました。触るとまだあたたかい。ちょっと前まで頑張っていたそうですが、呼吸が止まってしまったそうです。
レントゲンを見ながら説明を受けました。
昨日は心臓が肥大して、肺も真っ白になっていて水がたまった状態だったが、今日のレントゲンは心臓もすこし小さくなり肺も黒くきれいになってきていて、良い方向には行っていたそうです。でも回復するまでにはならず、呼吸が止まってしまったと。

そのままポルンをバッグに入れて、会計も病室で済ませていただき、裏の扉から出て駐車場へ行きました。工事はまだやっていたので、また現場の人に出る故言いました。その時も涙でグチャグチャな顔でしたが、工事の人も察してくれたでしょう。

帰り道はポルンがいたので少し落ち着いて運転できました。マンションにつき、ダンボールを探してベッドを作ろうとしましたが、ソファーが大好きな子だったのでソファーに敷物しいてお腹に保冷剤置いて寝かせました。
目が大きいので閉じさせてもまたちょっとずつ開いてくるので、まだ生きていて、ただ寝ているだけにしか見えません。


ちょっと前に甘えるポルン。

今も全然頭の中が整理されていないから、まとめようとしてもまとまるわけがない。昨日書いた文は亡くなる事を知らずに書いたものです。判断がつかないから、これもアップしておきます。

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「誕生日から一ヶ月、咳がちょっと多くなったので健康診断がてら病院に行く事は前から決めていて、呼吸が変に荒くなってきていても明日の朝病院いくから頑張れって引き伸ばし、病院が開く前に着いてもそれ以上前から来ている人たちが数組いたので待合室で30分くらい待っている間も苦しそうにしていて、その苦しい息が静かになったから昨日眠れなくて息が楽になったから寝れる様になったのかと思ったとき診察室に呼ばれ、最近咳が多くてとバッグからポルンを出すとグッタリしたまま口と鼻からピンクの体液を流していて、それを見た先生が瞬時に「意識が無いので緊急に処置しますから待合室で待っていてください」とポルンを奥へ連れて行き、ほうけている僕ら夫婦は診察を待っている人達がたくさんいる待合室の座る場所もない密な空間で涙を流しながら祈り続け、何分たったのかわからないくらい祈ったあと急に奥のオペ室らしい部屋に呼び出された。

酸素マスクをされながら点滴を受けているポルンが横たわっていた。
荒いが息はしていて、心拍を刻む電子音もしていて、なんとか生きているようだ。

先生の説明では、肺か心臓に水がたまり、呼吸ができなくなって酸欠で意識がなくなったようだと。ピンクの水が口と鼻から出ていたのはその体液らしい。その水を抜けば自力で呼吸できるようになるので家に帰れるって。先生いわく、小型犬では急にこうなるのはよくある事で、すぐ処置できたからよかったと。

今日はポルンはこのまま入院になり、不安と安堵がグチャグチャになって泣きながら帰った。

数日前の咳がおかしい時に病院に連れてこれたならこんなギリギリの事にはならなかったんじゃないか。
待合室でぐったりした時、ちょどよく順番がまわって来なかったら、やっと寝れたと勘違いしたまま最悪の事態になってしまったんじゃないか。

蘇生はできたけどまだ安心できる状態じゃないからポルンが帰ってこれる事をひたすら祈る。

昨年末に、僕も心臓に水がたまり、心臓病と診断されて今、薬を飲んで快方に向かっている。
僕もひと晩、胸が苦しくて吸っても吸っても息ができず、翌朝近所のクリニックで見てもらうとウチではもう無理なのでと心臓専門の病院を紹介されて、心不全の数値BNPが100超えたら心不全と診断されるところを、1000以上だったので先生にこんな状態でよく仕事してたなと呆れられていた。

僕は人間だから苦しければ病院にも行けるし助けも請える。

僕と同じ状態だったポルンはしゃべれないから苦しそうな姿を見せる事しかできなくて、それを見たら行動しなければいけないはずの僕は深夜でもやっている救急病院に連れて行かずに行きつけの病院が開く時間を待ってしまった。

結果、ポルンは死んでいるはずだったが、たまたま運が良く意識がなくなってすぐの処置ができたから一命をとりとめた。たまたま運に助けられた。

思い返せば、昨日舌の色が白いのが気になっていた。ちょっと調べれば酸欠状態だと気がついたはずなのに。

夏場、舌の色がむらさき色になる事があって、それは熱中症の手前なので体を冷やす事は知っていて対処もできた。今回はなにもできなかった。

明日面会に行った時、少しでも元気な姿でいてください。まだ14歳だよ。もうちょっと待ってくれ。目や耳が悪くなったって、おもらししたって全然大丈夫だから帰ってきて。」