チワワのポルンは若い頃は大胆なトリミングはしてきませんでした。
ペットショップの店長に、チワワはトリミングする必要は無い犬種で、バリカンで短くしてしまうと後々もとのように生えてこなくなる危険もあると聞いていたからです。
若い頃は夏場に毛がフサフサで暑っくるしく見えても、そうバテたりしていませんでした。
が、年齢が進むと夏場の体力消耗が目に見えてきて、ハアハア舌を出す時間も長くなり体毛の心配より体の方が大事なので、夏場は毛を短くカットするようにしています。
耳の飾り毛の部分は伸ばし続けると絡まったり毛玉ができたりで、後脚で首回りを掻く時に飾り毛に足がからまって脚を吊った状態になる事が何度かありました。鳴くなり騒ぐなりしてくれればすぐ分かるのに、脚を吊って動けなくなったまま飼い主をじーっと見てるだけで、なにこっち見てるんだろうと思ったら脚が動かせないなっていたという…なに考えてるんでしょうね。
もともと爪を自宅浴室で切っていて、肉球周りやお尻周りの毛のカットはついでにやっていたので、その延長で足の長い毛や耳下の飾り毛、ちょっとずつ範囲を広げていき全身ひとまわり切れるようになりました。
バリカンは体に使うと毛が伸びてこなくなると言われた事を気にして足裏の肉球周りの毛だけに使っています。バリカンあると手早くできて便利です。
体のカットは普通のはさみとスキバサミを使っています。
短くカットしたばかりの時はそれほど気にならなかったのですが、一ヶ月ほどしてすこし伸びて来た時、体をなでていると毛がゴワゴワした感じがしました。
ああやっぱり毛質が変わってしまうのか〜と残念に思いながら、毛質より体の方が大事だからと気にしないようにしてきました。
夏場の暑い時期は、カットしてすっきりした後、また伸びてゴワゴワしはじめ、またカットして、を繰り返していました。
暑い時期を乗り越えて、ゴワゴワした状態から冬に向けて伸ばすためにカットせずにいたところ、毛が伸びてくるとそのゴワゴワ感がなくなりました。でもカットに梳バサミを使ったせいか、長い毛と短い毛の差がはげしくスカスカのポメラニアンのような状態に。それを乗り越えてブラッシングの毛の通りが良くなるころには元の毛並みに戻っていました。
元の毛並に戻るのがわかってからは、大胆に短くできるようになりました。
結局、毛質がゴワゴワになったと感じたのは、カットの技術の問題だったのだと思われます。僕のトリミングは完全に素人カットで、ただ短くするように切っているためゴワゴワになってしまうのでしょう。
ここ最近の日本の夏は以上な暑さです。毛の長いロングコートの子は暑さがよけいにこたえるでしょうから、ロングコートチワワだからといって長いままでいるよりは、サマーカットまでいかなくてもちょっとすいてあげるとか、涼しくなる工夫をした方が良いと思います。
→ 夏の暑さ対策!チワワが夏を快適にすごすためにアルミプレートで体を冷やす。
注)うちの子は毛を短くした後に伸びてきたら元に戻りましたが、毛質が変わるというのは体質による可能性も考えられます。
だとすると短くしてしまうと本当に伸びてこない子もいるかもしれませんので、サマーカットする際にはトリミングサロンのかたとよーく相談してからにしてください。