思い出したくもないのですが、避けて通れない狂犬病予防接種のはなし。
こういう病気がらみの話は飼い主同士、共有していけたらいいなという思いがあって、このブログを立ち上げたようなものです。僕自身も他の飼い主さんの話をネットですごく参考にしていますから。
ポルンは最初の狂犬病予防接種と混合ワクチンは行きつけの病院に行きました。
午前中に注射を受けて、午後は家で様子見て問題あれば午後の診察に間に合うようにとの病院側の配慮もあり、最初の注射は問題なく終了。
注射が終わり、それまで静かだったのに会計を待ってる最中、首の背中側の注射した所を後ろ足で掻いたりバッグの中でバタバタ暴れまわりだしました。痛みの反応が鈍いのか、後から痛くなる注射なのか。待合室にいる他の子達もそんな感じでした。
その後狂犬病予防接種を受けた証明書を持って、役所で飼い犬の登録などもしてきました。
・・・
次の年、地元の学校で狂犬病予防注射の集団接種の案内が来たので、病院行くより近くだったので近所の中学校へ注射を受けに行きました。
去年、最初に注射をした時のように、時間がたってから痛がる様子は同じで、近所なのでそのまま散歩して家に到着。が、ポルンの様子が少しおかしい。
狂犬病予防注射には副作用があって、アレルギー反応で顔が腫れたりする可能性があるというのは前もって調べていて、去年なにもなかったのでそのあたりは安心してたのですが、注射終わって家に着いたポルンの歩き方がおかしく、なにかフラフラしている。しばらく様子を見ていたのですが、だんだんと頭もグラグラするようになり、まっすぐ歩く事も出きなくなってきました。
1日様子を見て、行きつけの病院で先生に見てもらうと、水頭症ではないかと言われました。
狂犬病の予防接種を受けてこうなったんだから注射のせいじゃないかと聞いてみると、注射で出る副作用の症状ではないと言われ…まあ病院側は狂犬病予防接種を勧める立場なので、注射のせいだとは言えないのでしょうが…
そして頭部のMRIを撮る必要があるので、また東大農学部の大学病院へ。東大病院なんて、瀕死の動物たちが点滴受けながら待合室で待ってるような所なので、もう行きたくなかったんですが、MRIのような設備が町の動物病院に置いてあるはずもなく、しょうがなく本郷まで憂鬱な気分で行きました。
MRIは全身麻酔が必要なので、危険性がある故の承認の書類を書かされ、数時間かかるのでお昼を食べに東大の外へ行きました。
近くの蕎麦屋で食べたはずですが、ポルンが心配で食べたものの味なんてまったく記憶に残らす、ひたすら終わる時間を待っていました。
病院から終わったとの呼び出しがあり、MRIで撮った写真を見ながら説明を受けましたが、水頭症の心配は無い、という事がわかっただけで、今回の症状がどうして出たかははっきりしないと言われました。狂犬病予防接種のせいだとはここでも言われません。
地元の病院へMRIの写真をもって行きそれを見てもらうと、狂犬病の注射を受けた事による一時的なアレルギー症状との診断でした。注射を受けて脳の神経に異常が出たという…
アレルギー体質という診断を受け、次回からは予防接種のゆうよ書類をもらえる事になって、それ以降は狂犬病の注射は受けていません。混合ワクチンは毎年受けているので、その度にゆうよ書類をもらう事になるので面倒ではあるのですが、二度とあんな怖い思いはしたくないので注射できなくなって良かったと言えばよかったのかもしれない…