愛犬が健康な状態でも、薬を飲ませなきゃならない時があります。
春先から蚊が発生する半年間くらい、蚊に刺されてフィラリアにかからないように予防薬を飲ませます。小さい錠剤で、体重によって与える量が変わる様子。ポルンは小さい頃、一回に一錠の半分を割ってあげてましたが、大きくなったら一錠そのままあげるようになりました。
この錠剤、ちゃんと半分に割れるように真ん中に凹みがあるので、その凹みにそって包丁などで軽く力を入れると割れます。一錠まるまるあげるようになってからも、大きいと飲みにくいので割ってあげています。
この薬の上げ方ですが、飼い主と飼い犬との知恵比べになってきます。
最初、錠剤そのまま口に入れると、まずいのか飲み込みません。しょうがないのでポルンが好きな白ごはん、りんご、卵の白身、チーズなどに混ぜてあげていました。でも食べているうちに錠剤の存在に気づくようになり、錠剤だけ吐き出す技を身につけていきました。錠剤が入っているとわかると、口に全部入れず噛んだまま首をブルブル振って中の錠剤をうまい具合に外に飛び出させるのです!
そんな時はもう、吐き出した錠剤を無理やり口の中の舌の奥の方に入れて、口が開かないよう上アゴと下アゴをひたすら抑えていると、最初は抵抗しますがそのうち観念したように飲み込みます。
粉末となるとちょっと難しくなります。
お腹がゆるい時、ビオフェルミンの粉末を少量あげています。ビオフェルミンはそれほどまずくないのか、ドライフードにヨーグルトをかけた所へ混ぜたりすると食べてくれます。
他の粉末の薬、ちょっとにがいような薬だと、食べてくれません。
大好きな白ごはんやチーズなどに混ぜても、薬の混じってるところを器用にはがして、全体に混じってるようだとクンクンしただけで全部残してしまいます。こんな時も、無理やり口の中へ押し込むパターン。結局最後は力技になってしまいますね。
もともと食事じたいが食べたり食べなかったりムラがある食べ方(ムラ食い)で、好きな白ごはんチーズでも、体調によっては全然たべてくれない時もあるので、頭を悩ませています。
ムラ食いの原因は、しつけもあるのでしょうね。多頭飼いだったら、ごはんもらったらすぐ食べてしまわないと他の子に食べられてしまうので必死になって食べるでしょうが、ひとりっ子だと残しておいて後で食べることもできてしまいますから。なのでしつけの本にはごはんをあげて、食べなくてもある一定の時間がたったら下げてしまうやり方が勧められてます。
ペットも高齢になってくると、薬の種類が増えてくるでしょう。いろいろ工夫して、ワンコにも飼い主にも負担にならないようにできたらいいですね。