ケンカを止めに入る愛犬
夫婦ケンカして声を荒げる会話になってくると、ポルンが普段の「かまってアピール」とは違う大きめの鳴き声を出して、夫婦の間に入ってきます。また、実家に行った時に高齢の親とのやりとりで、ついイライラして声を荒げると、そういう時もポルンが会話をさえぎるように間に入ってきます。
調べてみると、飼い犬には飼い主の感情を察して、「なに喧嘩してるの?喧嘩しちゃ駄目でしょ!」っと仲裁に入ってくる能力があるようなのです。
イヌは空気を読める。
イヌは、その場の空気を読むことが得意な動物で、悪くなった時の周りの感情を読み取ったワンコは、自分自身も不安な感情になるので、それを抑えたくて仲裁に入るようです。
そういうイヌが仲裁に入る行動は、カーミングシグナルと呼ばれていて、イヌが野性時代に群れで暮らしていた頃からもっている習性なのだそうです。
群れで暮らしていれば、ちょっとした喧嘩はつきものでしょう。それを仲裁する能力が元々備わっていたというのには驚きました。
10年以上一緒に暮らしていて、夫婦ゲンカになるたび割って入ってくる愛犬に、何だこいつ人間みたいだなと思ってましたが、元々の習性だったのですね。
イヌの知能は2歳児以上
イヌの知能は2歳児以上と言われていますが、長いこと人と暮らしているワンコは、言葉もちゃんと理解してそれに沿った行動もできるので、かなり頭が良いと思います。
「ごはん」「おやつ」などはかなり小さい頃から理解していたし、「しーしー」「ねんね」など寝る前にトイレに行かなければならない事も習慣ついています。きちんとしたしつけをすれば、人間の言う事を聞く良い子になるのです。
甘やかしすぎはいけないけど…
ただ、あまりあまやかすと際限なく甘えてくるところもあります。
ごはんの後に歯磨きガムをあげる習慣になっているのですが、人がまだ食事していてガムを出さないでいると、キューキュー鳴いてきます。これは甘えの声ですね。
甘え声を我慢させるしつけもできたのでしょうが、我が家では「ああかわいそうに」となってしまい、そこは甘えさせてしまいました。
かまってもらいたくて鳴いてくるパターンもあります。ポルンがソファーで寝ていたのでダイニングのテーブルでスマホを長時間さわっていたら、目が覚めたときに寂しくなったのか鳴いて訴えてきます。そんな時も、ああヨシヨシとかまってしまうのでしつけられませんでしたね。
大型犬だとしつけが甘かった時に事故につながる危険性が出てくるのでそこは気を抜いてはいけないのでしょうが、チワワなどの愛玩犬は飼い主自身の甘えも出てしまいがち。許される範囲の甘やかしはまあ多めに見てもらって、楽しい愛犬生活にしていきましょう。